2019年02月13日
フラミンゴの脚の筋肉

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ニュース和歌山子ども版 2019年2月13日掲載
小学校理科第4学年では、「人の体のつくりと運動 骨と筋肉」を学びます。
動物の骨と筋肉を、本物を観察して学ぼうと、和歌山大学教育学部附属小学校第4学年の子どもたちが、学校のすぐ近くにある、和歌山城公園動物園で授業を行いました。
動物園での観察♪
「あしをどうつかうかな?」
先生が動物園に持参した骨模型

ヒトの骨とくらべてみる
ポケットさんも、授業に呼んでいただき、動物の骨と筋肉のはてな



子どもたちとの対話内容を、先生が板書してくださったもの(一部)です。
今回は、はてな?が多く出た、フラミンゴのながーい脚(あし)

「フラミンゴの脚に筋肉がない・・?」
確かに細長い脚(あし)は、綿菓子の棒のようで、筋肉がないように見えます。
まず、あのながーい脚は、私たちの脚の、どの部分かを確認してみると、
フラミンゴの脚の真ん中あたりのふくらんだ部分は、私たちの足首、かかとになります。 ひざではありません。
だから曲がり方はこうなります

神戸市王子動物園で撮影した休息するフラミンゴ。
私たちが立っている姿勢と同じ状態です。
つまり、フラミンゴの長い棒のような脚は、私たちの足の甲と、すねの骨がそれぞれ長くなっている部分です。
筋肉は膝(ひざ)から上に多くついていて、外からは見えにくくなっています。
空を飛ぶ鳥類は、体の重心に重い筋肉を集めたつくりになっています。
すると、子どもたちから 「フラミンゴって空を飛ぶの??」
動物園では、空を飛ぶイメージがわかないのかも。。

フラミンゴは、餌となるプランクトンが発生する水場を求めて、たくさんの群れで空を飛び、移動します。
野生のくらしも調べてみてね。
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参考になる本 『骨と筋肉大図鑑3 鳥類 学研教育出版』
