2019年06月10日
幼虫の見分け方

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ニュース和歌山子ども版 2019年5月22日掲載
4月14日、根来山げんきの森倶楽部の子ども昆虫調査隊に参加しました!
昆虫調査隊は、2007年に発足して以来、毎月定期的にげんきの森内の昆虫の生息状況を調査しています。
講師は 奈良県川上村森と水の源流館 古山暁さん(こやまっち)
4月半ばの調査で、小さな昆虫の子どもを発見!
長い触角! 背中の筋は1本。 草やぶや木の上など、高いところにいる ヤブキリの幼虫

そういえば、この森では、夏の観察会で、大きく太ったヤブキリ成虫の姿をよく見かけます。
4月ではまだこんなに小さな体なんですね。生命のめぐりを感じました

これから脱皮をくりかえしおとなになっていきます。おとなになって翅が伸びると、こすり合わせて鳴くようになります。
昆虫調査隊は、毎月おこなっています。
講師の古山暁(こやまっち)さんからの6月調査隊のレポートをご報告します!!
調査日 6月9日(日)10時~
見つけた昆虫
ヤブキリ(成虫が見つかりました!!)
アカシジミやミズイロオナガシジミといった森林性シジミチョウ
やたらと目につくマイマイガの幼虫、草むらにはトノサマバッタの幼虫
足元を徘徊するイワワキオサムシ等、昆虫相はもうすっかり初夏の顔ぶれになっていました。
トビモンオオエダシャクの幼虫が桜の枝に擬態している姿をみんなで探しました!
今年は 生きものの見つけ方=かくれんぼ をテーマにしています!
次回は7月6日(土曜日)10時から です。お昼をはさんで午後まで。
お問い合わせは、根来山げんきの森倶楽部に!
ではこの昆虫は? だれの子どもでしょうか?
岩出図書館近くの草はらにいました。
撮影 2019年5月5日
こんどは背中に筋が2本 キリギリスの幼虫!?

記事掲載から約2ヶ月たち、そのころ見かけた幼虫は、そろそろ成虫になる時期です。
我が家の庭では、6月に入ってから ギー ギー と力強い鳴き声が聞かれるようになりました。 キリギリスかな!?
キリギリス類の姿や鳴き声にこれからも注目しましょう♪
2019年03月13日
クジャクのちょんまげ

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ニュース和歌山子ども版 2019年3月13日掲載
わかやま生き物クラブでの観察会
クジャクを観察した、さわさんのはてな

「クジャクのちょんまげはなぜあるの? もしかしたら体温調節するのかな」
さわさんは、以前にテレビで、ゾウは耳で体温調節する ことを見て、クジャクもそうかな と考えたそうです。なるほど。
◆頭の羽(冠羽)
クジャクのちょんまげは、頭の羽が長くのびたもの。冠羽(かんう)といいます。
クジャクの冠羽は、オスにもメスにあり、オスの冠羽はあざやかな青色です。
冠羽にはどんなはたらきがあるのだろう?
たとえば、カンムリヅルの華やかな冠羽。
緊張したり、気持ちが高まったりした時に、ぶわっと広がった場面を見たことがあります。

天王寺動物園のカンムリヅル
クジャクも、ちょんまげ(冠羽)を、広げるでしょうか

改めて観察してみると、、
冠羽の広がりは確認しなかったのですが、
じっと観ていて、ポケットさんがへーっと気づいたことは

クジャクがよく頭を小刻みに動かすこと
そのたびに、頭の青い羽が陽射しに反射してきらきら輝くこと

飼育員さんによると、クジャクの冠羽は1本ずつ生えかわり、繁殖期が終わる秋に、わりと多く、抜けるようです。
クジャクのオスが羽を広げて、メスに求愛するのも春から夏。
ちょんまげのあざやかな色も、もしかしたら、自分をPRする効果を高めることに関係するかもしれません
あくまでもポケットさんの勝手なすいりなので、皆さんで実際に観察してしらべてくださいね。
◆いつからちょんまげ?
発達の要因で、クジャクの冠羽を考えてみましょう。
飼育員さんの記録では、孵化(ふか)したてのヒナには冠羽はなく、孵化後、約1ヶ月で生え揃うそうです。
可愛いですね


写真 和歌山城公園動物園 飼育員 結城優里さん提供
インドクジャク 孵化後約1ヶ月のヒナと母親
◆とさか
体温調節に関わるちょんまげを、動物園内で見つけました!
ニワトリのとさかです。とさかは皮膚が発達したもの。細かな血管が通っています。
白クジャクとニワトリのちょんまげツーショット

さわちゃんが寄せてくれた「はてな」のおかげで、ポケットさんも、鳥の頭が気になるようになりました。
◆ちょんまげいろいろ
アオサギ(天王寺動物園で撮影 2019年2月16日)
モモイロペリカン(和歌山城公園動物園 2018年12月14日)
ほかにもいろいろなちょんまげがあります。
どんなはたらき?、いつ生えるの? など、調べたら教えてね。